【ロジスティクス業界限定】タイプ別にお薦め転職エージェントをまとめてみた
筋の良い求人を抱える転職エージェントには訳がある
ロジスティクス系の求人は転職市場ではマイナーで、リクルートエージェント、doda、パソナキャリア、マイナビエージェントの大手4社では全求人の2%程度しかありません。
しかも、購買や生産管理などのロジスティクス系でない求人や重複した求人も含まれているため、実質的には1%程度しかありません。
はっきり言って、おまけ程度です。
業務内容も倉庫管理や貿易事務におけるエントリーレベルのポジションが多く、物流企画、業務改善、3PL/SCMソリューション営業、ロジスティクス統括等のミドル~ハイレベルのポジションはごく少数です。
にも拘わらず、数打ちゃ当たるとばかりに大手エージェントを中心に網を張るのは、ミドルレベル以上のポジションを目指すにはあまり効率が良い方法とは言えません。
ここでいうミドルレベル以上のポジションとは、物流を単なる運送屋ではなくロジスティクスとして考えている会社において、ルーチン業務以外を担うポジションのことです。
現場であればスーパーバイザー以上、オペレーション支援部門であれば物流企画や業務改善、営業であれば3PLソリューション提案やコンサルティング営業を行うポジションです。
このようなポジションを狙うのであれば、以下で紹介するようなロジスティクス系に強い転職エージェントに登録しておかないとのちのち後悔することになるでしょう。
このような筋の良い求人というのは、ちゃんとロジスティクスを理解した人でないと価値が分からないからです。
もし価値の分からない人が担当エージェントになってしまうと悲劇です。
あなたが求めているポジションがエージェントの手元にあるのに、他の全く興味のないポジションを紹介されてしまうかもしれません。
また企業の採用担当者と相対する営業担当者も、ロジスティクスを理解していないと折角の筋の良い求人を平凡な求人と捉えてしまうかもしれません。
ロジスティクスはニッチな業界だけに、専門の人が求人を仕入れたり求職者に求人を紹介する体制が整っていないと、筋の良い求人を揃えられないし紹介もできないのです。
ですから筋の良い求人を逃さないようにするためには、ロジスティクス系に力を入れている転職エージェントを利用しないと損なのです。
ロジスティクス系に強い転職エージェント
JACリクルートメント
管理人がお薦めする筆頭はJACリクルートメントです。
外資系企業や多国籍展開している日系大企業の求人が多いため、必然的にロジスティクス系の求人も多くなる傾向にあります。
またミドル~ハイレベルの求人比率が高いという特徴もあります。
また職種別や業界別に専門サイトを運営しており、その中にロジスティクス転職.comというロジスティクス系求人に特化したサイトがあります。
このことからも、ロジスティクス系を決しておまけ程度には考えていないことがわかるでしょう。
エンワールド
次にエンワールドです。
日系大手転職サービスプロバイダーであるエンジャパンが、外資系転職エージェントのウォールストリートアソシエイツを買収して誕生した会社だけあり、日系と外資系の良さを併せ持っています。
外資系、及び日系多国籍企業からの求人が多く、ミドル~ハイレベルの求人が多いという点ではJACリクルートメントに似ていますが、エンワールドの方が外資系の比率がより高くなっています。
ロバートウォルターズ/アージス
そして外資系に強いロバートウォルターズとアージスです。
外資系に強いエージェントは他にもありますが、この2社はロジスティクス系求人の比率が高くなっています。
いずれも海外で築いた外資系有力企業との人脈を日本で生かしているため、大手日系エージェントの日本人担当者ではリーチできない求人情報を結構持っています。
まずはこの4社につき、前回の記事でリクルートエージェント、doda、パソナキャリア、マイナビエージェントの大手4社について行ったように、純粋なロジスティクス系求人の数とその質について調査してみました。
求人の職種に特徴があり、大手4社とは求人の質が違うことがよく分かります。
ロジスティクス系に強い転職エージェント4社の求人傾向を調査する
調査方法
各社とも求人の掲載方法に特徴があるため、以下のようにしてロジスティクス系求人を抜き出しました。
JACリクルートメント
登録しないと求人検索できないようになっていますが、先述したようにロジスティクス転職.comというロジスティクス系求人に特化したサイトがあります。

このサイトには2022年1月30日時点で185件の公開求人があり、すべてロジスティクス系の求人ですが、「上場企業」で検索するとすべての求人を見ることができます。
エンワールド
HPにアクセスすると2022年1月30日時点で1,440件の求人がありますが、職種でSCMとロジスティクス系で検索した結果(64件)と、その他職種×物流・運輸業界で検索した結果(12件)とを併せてロジスティクス系求人としました。
ロバートウォルターズ
HPにアクセスすると2022年1月30日時点で1,718件の求人がありますが、「サプライチェーン/物流/購買求人」に掲載されている123件をロジスティクス系求人としました。

アージス
HPにアクセスすると2022年1月30日時点で4,412件の求人がありますが、職種別に「物流・受発注・在庫管理・セールスアナリスト」と「貿易・輸出入・通関」(96件)、及びその他の職種×物流・運送業界の検索結果(8件)を足した104件をロジスティクス系求人としました。
各社の具体的な検索キーワードは下記の通りです。

また、検索結果から除外した具体的な求人は下記の通りです。
- 購買・調達
- 生産計画
- ERP等のシステム導入に関するコンサルティング
- 純粋に生産工程改善を目的とするコンサルティング
- トラックドライバー
- 倉庫の単純作業
- 完全に重複するポジション
- 同一会社で異なる地域での同一ポジション(例えば同じ物流会社が東京と大阪と名古屋で営業課長を募集している場合は、1としてカウント)
- 募集終了案件
また、検索結果をすべて調査するのは大変ですので、最新求人から各社30~50%ほどをサンプリングし、ここから単純比例で母集団を推定しました。
尚、各社どのような案件があるか傾向が分かるように、下記の業務別にカウントしました。
- 物流企画
- ロジスティクス統括
- 業務改善・標準化
- 倉庫管理
- 受発注管理
- 輸送管理・配車
- 需給調整
- IT
- 物流エンジニアリング
- 貿易
- 営業
- 経理・総務・法務
調査結果
調査結果は次のようになりました。

まず、リクルートエージェント、doda、パソナキャリア、マイナビエージェントの大手4社に比べて、公開求人数がグッと減っていることが分かります。
リクルートエージェント・・・854件
doda・・1,576件
パソナキャリア・・・747件
マイナビエージェント・・・317件
また、この中から重複案件や購買等のロジスティクス以外の求人を除いた推定有効求人数も、それに伴って少なっています。
しかしながら、有効率は前回平均の50%から75%に大きく向上しています。
特にJACリクルートメントは87%と、ほとんどが意味ある求人内容でした。
これは重複案件の排除や、カテゴリー分けが丁寧になされていることを意味します。
(ロバートウォルターズは「購買」を分けて検索できなかったため有効率は低い)
次に、求人の業務内容の傾向はどうでしょうか?
JACリクルートメント
まずJACリクルートメントですが、「IT」と「経理・総務・法務」のバックオフィス系が他の3社に比べ極端に多くなっています。
実はこれらの求人をかけている会社は物流会社です。
荷主企業であれば、これらの業務を物流部門専門で持つことはほぼありません。
逆に言えば、JACリクルートメントは物流会社の求人が多いとも言えます。
しかし良く見てみると、「物流企画」や「ロジスティクス統括」の求人も多くなっています。
これらは荷主企業の求人です。
しかも上流系、誤解を恐れずに言えば現場収支に責任を持つプロフィットセンターではなく、コストセンターの間接系の業務です。
以上から、JACリクルートメントは現場系よりも間接業務系の求人が多い傾向があることが分かります。
現場系のマネジメントは重要な任務ですが、ポジションに限りがあります。
またその後のキャリアで、異なる業務経験は間違いなくプラスにもなります。
その意味で、間接業務系の求人が多いJACリクルートメントは外せない選択肢です。
尚、JACリクルートメントの求人は外資系、及び日系多国籍企業のものが多いと言われていますが、ロジスティクス系に限っては外資系の求人は少数派だったことを付け加えておきます。
エンワールド
次にエンワールドです。
ここの大きな特徴は「需給調整」の求人がとても多いことです。
外資系の荷主企業では統計に基づく需給調整を重視しているため重要なポジションなのですが、他の3社も外資系を得意にしているにも拘わらず、エンワールドの需給調整求人の多さは飛び抜けています。
需給調整のポジションを狙っている人にとってエンワールドは欠かせないでしょう。
また「業務改善・標準化」も多くなっています。
これは倉庫管理や輸送管理が日々のオペレーションを管理する業務なのに対して、複数の部署にまたがる業務を横断的にプロジェクトとして改善していく業務です。
これには物流エンジニアリング(ロジスティクスエンジニアニング)業務も含まれます。
これもある程度経験を積んだ人がやるチャレンジングなポジションと言えるでしょう。
また大手物流会社の「営業」の求人数が多いという特徴もあります。
大手物流会社の営業はソリューション営業が中心です。
倉庫サービスや国内輸送、フォワーディング等を単体ではなく、これらを組み合わせて顧客の物流課題を解決するソリューションを提案する業務です。
ソリューション営業は、必ずしもすべてのオペレーションに精通している人でないとできないわけではありませんが、すべてに精通している人がやる方が良いソリューションを提案できることは明らかです。
その意味で、これもある程度経験を積んだ人がやるチャレンジングなポジションと言えるでしょう。
ロバートウォルターズとアージス
一方、ロバートウォルターズとアージスの求人の特徴は、「受発注管理」、「需給管理」、「貿易(主に輸入)」が多いことです。
「受発注管理」や「貿易」が多いのは、受注管理は営業部門のおまけ、発注及び輸入管理は購買部門のおまけと考えている日系企業と違い、外資系企業ではロジスティクス部門の仕事とはっきりと位置付けているためだと考えられます。
「需給管理」はアナログで喧々諤々の議論をするのが好きな日系企業に対して、統計データを優先してデジタルな議論を好む外資系企業では重要視されるポジションであるため、この求人が多いのも頷けます。
同じく外資系求人の多いエンワールドと比べると、エントリーレベル、言い方を変えれば実務オペレーションの案件が多いことも特徴です。
一般にはロバートウォルターズとアージスは若手にはハードルが高いと言われていますが、ロジスティクス系に限れば全くそんなことはないと言えます。
英語力に自信がある人はどんどん活用すればよいでしょう。
尚、ロバートウォルターズとアージスの案件は、非常に似ていたということも付け加えておきます。
またこれはすべての転職エージェントに言えることですが、公開求人は全体の3割程度しかなく、ほとんどは非公開求人です。
実際、こちらの方が「おっと驚くような求人」が多い傾向にありますので、優良求人を逃さないためには転職エージェントに登録して自分の希望をしっかりと伝えることが必須となります。
タイプ別お薦め転職エージェントはこれだ!
今まで大手4社リクルートエージェント、doda、パソナキャリア、マイナビエージェントと、ロジスティクス系に強い4社JACリクルートメント、エンワールド、ロバートウォルターズ、アージスの公開求人情報の量と質について調べてきましたが、まとめると次のようになります。
- 求人数はdodaが一番多いが、エントリーレベルのポジションが多い。会社の規模も様々
- JACリクルートメントはミドル~ハイレベルのポジションが多い。現場系だけでなく、間接業務系のポジションも豊富。日系中堅~大企業からの求人がほとんど。求人の絶対数もdodaほどではないが多い
- エンワールドもミドル~ハイレベルのポジションが多い。需給調整、業務改善・標準化(含物流エンジニアリング)、ソリューション営業の求人比率が高い。日系では大手からの求人が多いが、外資系求人の比率が圧倒的に高い
- ロバートウォルターズとアージスはエンワールドに比べるとエントリーレベルの求人が多いが、日系エージェントがリーチしきれていない外資系の求人が多い
何はともあれJACリクルートメント
ここまで見てくると、個々の目的に合わせてどの転職エージェントを選べばよいのかが見えてきますね。
「絶対に外資系!」という人ならロバートウォルターズとアージスをお薦めしますが、そこまでのこだわりがなくロジスティクス系でキャリアアップを目指す人のファーストチョイスには、ズバリJACリクルートメントをお薦めします。
でもミドル~ハイレベルと言っても、どのくらいなのか気になりますね。
そこで、JACリクルートメントの求人を最新のものから40件抜き出して調べてみました。(2022年1月30日付)
年収については幅をもって記載されていますので、上限を抜き出しました。
まだ20代の人にとって管理職はハードルが高いかもしれませんが、リーダー以上管理職未満も35%含まれていますので十分にストライクゾーンだと思います。
一般にJACリクルートメントは30代、40代の人向けとされていますが、ロジスティクス系に限ってはそんなこともありません。
スタッフレベルのポジションも多く掲載されており、20代でも十分に狙えます。
またJACリクルートメントの特徴として、求職者と相対する担当者が求人企業とも直接やり取りしている(両面型という)ため求人の背景に詳しく、これぞと思った求職者については強く推薦してくれるというメリットもあります。
その分、ロジスティクス業界の事情を良く知っているので、業界用語が通じないということもあまりありません。
大手のエージェントでは、求職者に付く担当者と企業から案件を取ってくる担当者は分かれているのが一般的ですので、これは大きなメリットです。
管理人は6回の転職中、3回転職エージェントのお世話になっていますが、すべて違うエージェントで決まりました(うち1回はJACリクルートメント)。
求職期間は限られている一方、人気の高い求人案件はすぐに決まってしまうため、どこに転職するのかはタイミングに大きく左右されます。
従って、その限られた期間に本人にマッチする良質な求人をいかに多く紹介してもらえるかが勝負になります。
管理人が過去3回すべて違うエージェント経由で決まったということは、「ここに任せておけば絶対に安心」という所はなかったということになります。
数学的に言うと、どこのエージェントが良い案件を持ってくるかというのは確率的に決まることで、解析的には分からないということです。
単純に一般的に公開されている
案件の数×案件の質
だけでは決まらないとも言えます。
(全業種の求人数が多いからと言って、ロジスティクス系求人も多いとは限らないことは前回記事で申し上げた通りです)
管理人は転職活動はゲームだと思っています。
例え実力があり素晴らしい人間性を備えた人であっても、タイミングが悪ければ良い転職はできません。
また優良求人が出ている良いタイミングで転職活動をしていたとしても、その案件を見つかられなければなかったことと同じですね。
であればなるべく広く網を張っておくことが大事で、同時に一番確率の高いエージェントは押さえておくという戦略が有効です。
絶対求人数が多く、現場系だけでなく間接業務系の求人も豊富、かつ日系優良企業または外資系に絞った求人を取り扱っているJACリクルートメントは、キャリアアップにつながるポジションを見つけるのに最も確率の高いチョイスです。
当然、管理人もJACリクルートメントには毎回求人の紹介をお願いしていました。
ロジスティクス業界で転職するのなら、JACリクルートメントは押さえておきたいものです。
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キャリア5年以上の人はエンワールドで補強
次にある程度キャリアがあって向上心の高い人ならエンワールドをお薦めします。
JACリクルートメントと同じくミドル~ハイレベルの求人が多いのですが、
- 外資系からの求人が多い
- 「需給調整」、「業務改善・標準化(物流エンジニアリングを含む)」、「ソリューション営業」の求人が多い
というようにJACリクルートメントと良い補完関係にあります。
求人数の絶対数はそれほど多くないため、エンワールドだけだと「最も確率の高い賭け」にはなりませんが、本当に質の良い求人が厳選されています。
質の良い求人とは、物流を単なる運送業と位置付けている会社ではなく、SCMとして位置付けている会社からの求人が多いという意味です。
JACリクルートメント+エンワールドで、ミドル~ハイレベルの優良求人のかなりの割合をカバーできるでしょう。
ある程度マネジメント経験がある人がステップアップしたいと考えている場合には、この組み合わせが最強だと思います。
管理人も35歳以降はこのポートフォリオでした。
ちなみにエンワールドもJACリクルートメントと同じく担当者が両面型ですので、業界や会社のことによく通じています。
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キャリアの浅い人はdodaで補強
それプラスどこのエージェントを使うのかは、その人のそれまでのキャリアや目指す所により違ってきます。
例えば、まだ社会人になって間もない頃で別の業務に挑戦してみたいというのなら、エントリーレベルの求人を数多く紹介してもらえる大手に登録しておけば、自分でも思いも付かなかったような案件を紹介してもらえるかもしれません。
その場合の一番のお薦めはdodaです。
一般にはリクルートエージェントが案件数No.1と言われていますが、ロジスティクス系に限ればdodaがダントツNo.1です。
可能性を探るために、とにかく沢山の求人を紹介してもらいたいという人には、まずはdodaに登録することをお薦めします。
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外資系を狙う人はロバートウォルターズかアージスで補強
また英語力のある若手で、「将来はラグジュアリーブランドを扱う外資系企業のロジスティクスマネージャーになるんだ」というような明確な目標を持っている人なら、ロバートウォルターズやアージスに登録するのがよいでしょう。
この2社は敷居が高いと言われていますが、ロジスティクス系に限ればスタッフレベルのポジションも多く掲載されています。
英語面接にも臆することがない人なら、社会人経験が浅くても大丈夫です。
逆に英語面接はちょっとという人なら、大手4社にも外資系の求人はあります。
こちらは古くから日本に進出している名の通った大手が多く、外資系の色はだいぶ薄まっているので、まずはここで外資系の業務の進め方と英語力を磨くという手もあります。
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長期戦で臨む人はビズリーチ
「転職はタイミングだ。限られた期間で最も確率の高い手を打とう」と言ってきましたが、「今後1~2年の間に良い求人があれば」くらいの長い目で転職を考えている人は、もっと有利なゲームができます。
ただ、転職エージェントにそのスタンスでお願いすると敬遠されるでしょう。
彼らは数か月という短期間で成約させたいと思っているので、後回しにされてしまいます。
かと言って何も行動を起こさなければそのままで、強く転職したいと思った時には他の人と同じ土俵で戦う短期勝負になってしまいます。
そうなる前に起こす行動としては、転職サイトでマメにおいしい求人がないかチェックすることが考えられます。
とはいえ、日頃からネットでチェックするのは面倒ですよね。
転職サイトによっては、会員登録することによって、検索条件を指定しておけば、条件にマッチした求人情報をメールで自動送信してくれるサービスがあります。
しかし管理人の経験上、送られてくる情報はガラクタが多かったです。
自分の求めているポジションを検索するのに、サイトの指定条件では粗すぎるためです。
そんな人にお薦めなのがビズリーチです。
ネット上に求職者が自ら応募できる求人情報を掲載しているのが転職サイト、求職者の要望やスペックを把握した上でお薦めの求人情報を提供してくれて成約までケアしてくれるのが転職エージェントだとすると、ビズリーチはどちらのカテゴリーにも入らず、それらを統合したプラットフォームを求職者、転職エージェント、採用企業の3者に提供しているイメージです。
また大きな違いは、基本的に採用企業や転職エージェントからのオファーを待つというスタイルであることです。
転職サイトのように求人情報も載ってはいますが、自ら企業に直接応募して採用に至るケースは極めて少ないと言われています。
これは裏を返せば、普通の転職サイトで直接企業に応募したとしても、採用に至る確率はかなり低いということも言えます。
企業の採用担当者の立場になって考えてみれば、どこの馬の骨か分からない人がいかにピカピカの経歴書を送ってきても100%信じる気にはなれませんよね。
逆に、日頃からコミュニケーションを取って信頼を積み重ねたエージェントの推薦する人なら信じてみようという気になるのではないでしょうか。
いずれにしても、ビズリーチは企業やエージェントからのオファーを待つというスタイルですので、自分の経歴書をしっかり登録しておけば、自分に合った求人情報を自動的に得ることができます。
無料会員と有料会員がありますが、どうしても今すぐ転職したいというのではなく、キャリアアップにつながる求人があるかとか、求人のトレンドを掴んでおきたいという目的であれば、無料会員で十分です。
また、オファーには通常のスカウトとプラチナスカウトの二種類があり、通常のスカウトはシステムが機械的に判断した求人情報を送ってきますのでガラクタが多いのは否めませんが、プラチナスカウトは企業の担当者があなたの経歴書を見て本気でオファーしてくるものですので、あなたの市場価値を確認することができます。
このように価値ある情報を求職者に提供するために、ビズリーチでは無料会員であっても入会審査があります。
一部には年収が高くないと審査に通らないという指摘もありますが、マネージャー以上のポジションを狙う人には登録しておいて損はない優れた求人プラットフォームだと思います。
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まとめ
このように個々の経験や志望動機により組み合わせ最適解は異なるべきですが、ロジスティクス系でキャリアアップを目指すのなら、成約の確率を高めるためにJACリクルートメントは押さえておきたいものです。
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更に、外資系も含めてミドル~ハイレベルの優良求人をなるべく多くカバーしたいという人はエンワールドを追加するのが近道です。
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若手でなるべく多くのエントリーレベルの求人を紹介してもらいたいという人は、dodaに登録するのが一番可能性の高いチョイスでしょう。
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また若手でも英語力がある人はロバートウォルターズやアージスにも登録しておくと外資系の掘り出し物求人の取りこぼしを防げます。
両社で重複している求人も多いため、最初はどちらか一方に登録して担当者との相性を確かめてみて、どうも合わないなと感じたらもう1社に登録してみるのもいいかもしれません。
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一方、今すぐの転職は考えていないが、マネジメント経験がある人でキャリアアップにつながるような良い求人があれば積極的に検討したいという人には、ビズリーチに登録しておくことをお薦めします。
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