Python初学者がUdemyのたった1つの講座を受けただけでできるようになったこと

Pythonを習得することにした
プログラミング言語のPython。
ITに詳しくない人でも耳にしたことくらいはあるのではないでしょうか?
機械学習などのAI分野や、高度なデータ分析を行うデータサイエンス分野で広く用いられているプログラミング言語です。
その他にもExcel業務の自動化、LINEなどSNSとのAPI連携、Webスクレイピングなど業務効率化の技術としても広く用いられているようです。
そのため数々のIT系雑誌の調査において、習得したいプログラミング言語No.1となっています。
勿論、物流でも最近はAIやデータサイエンスが大流行りですし、PCやスマホを使った自動化の余地も沢山あります。
そこで管理人も遅ればせながらPythonを習得することにしました。
どんな手段で習得するか?
さて何で勉強するかですが、本、プログラミングスクール、オンライン講座あたりが思い浮かびます。
管理人はカンボジアに居住しているため、プログラミングスクールはボツです。
次に本ですが、確かにPythonの入門書はアマゾンのサイトを見たら山のようにあります。
しかし、あまりに多すぎてどれが自分に合っているのかわかりません。
良かれと思って買ってみて今一だったら、、、ということを考えると、2~3冊は買い込むことになりそうです。
1冊3,000円だとすると1万円近くかかるかもしれません。
また小説や雑誌を読むのと違って、熟読しながら分厚い本を読み込むのは少し気が萎えます。
オンライン講座はどうでしょうか?
アイデミーや侍エンジニアなど沢山ありますが、大体3か月コースで20万~40万円くらいします。
若い人が真面目に勉強して習得すればそれなりのキャリアアップは見込めるのでしょうが、既にセミリタイア気分で「次はどこに住もうか?」などと考えている管理人にはボッタくりにしか思えません。
選んだのは「Udemy」
そこで目を付けたのがUdemyです。
Udemyはオンライン学習プラットフォームとして世界最大で、13カテゴリーに分かれていて21万以上のコースがあります。
世界のマイナー言語である日本語による講座はまだまだ少ないので、世界最大といっても日本人にはあまり意味がありませんが、運営母体がしっかりしていることは言えるので、外れくじを引かされる可能性は少なそうです。
凄いと思ったのは、30日間返品無料!
すべての講座は買い取り制なのですが、今一だった場合には30日以内であればボタン1つで返品できてしまいます。
それだけ、講座内容に自信があるのでしょう。
1つの講座の料金ですが、大体5,000円から30,000円くらいします。
「なんだ、高いじゃないか」
という声が聞こえてきそうですが、これはあくまで定価です。
Udemyでは月に2~3回もセールをやっていて、その時期に買うと1,000~2,000円くらいの格安で購入できます。
今(2022年12月29日)も年末年始セールをやっていて、来年の1月5日までほとんどの講座が1,200円で購入できます。
今現在あと残り7日なので皆さん急ぎましょう。
このセールは不定期に行われるので次いつセールをするかは読めないのですが、予め気になる講座をカートに入れておいて、セール案内のメールが来たらポチッと購入するという人が多いみたいです。
先にも言ったように30日間返品無料でもあるので、ほとんどノーリスクです。
もうこれしかないでしょ、皆なんでUdemyで勉強しないの?という感じです。
最初に選んだ講座はこれ
さて、人気のPythonに関する講座も沢山ありますが、管理人が初講座に選んだのはこちらです。
独学で身につけるPython〜基礎編〜【業務効率化・自動化で残業を無くそう!】
Pythonの入門に最適なコースです。初心者にとって挫折の原因となる過剰な知識を除外した必要十分な基礎レクチャーに加えて、実務での活用を見据えた実践レクチャーも収録。業務を効率化したいならVBAやRPAより断然Pythonがオススメです!
なぜこれにしたのかというと、講師がゴリゴリのITエンジニアではないため、素人にもわかりやすく解説してくれるのではないかと思ったからです。
講師の安井さんは京都大学出身、トヨタで7年間勤務した方で、現在はバックオフィス系の業務カイゼンコンサルをされています。
トヨタでもPythonを使った業務カイゼンの社内講師をされていたようです。
話し方もわかりやすく、重要な点とそうでない点を言ってくれるので、枝葉末節に捉われて挫折してしまうということもありません。
結果、この講座を選んで大正解だったのですが、以下、何ができるようになったかを紹介します。
たった一つの講座でできるようになったこと
Pythonの環境設定
これからPythonをプログラミングするに当たって、どうやって自分のパソコンにインストールして、どんなソフトを使ってプログラムを入力していけばいいのか、初めての人はわかりませんよね。
意外とここが面倒臭くて踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこを懇切丁寧に説明してくれます。
管理人でも動画に従ってやるだけで一発で設定できました。
Excel操作の自動化
講座で題材として取り上げられているのは、複数のExcelファイルにあるデータを別のExcelファイルにコピペして集計する作業の自動化です。
これらのExcelファイルをあるフォルダに置いておけば、自動でファイルを順々に開いて、集計用のファイルにコピペする作業を一瞬で終わらせてくれるプログラムです。
このプログラムをそのまま日常業務に使える人は少ないと思いますが、講座の中の応用問題をやることで応用範囲が一気に広がります。
基本的に手でやっているExcel作業はすべて自動化できます。
このようにいうと、VBA(マクロ)でもできるじゃないかという声が聞こえてきそうですが、その通りです。
しかし、VBAで作ったプログラムはExcelのバージョンが上がると使えなくことが多いです。
管理人は昔からExcel VBAを使った適正在庫シミュレーションソフトを自作していたのですが、何年も前のプログラムは動かないことが多く、その度にプログラムを書き換えるのに苦労してきました。
Pythonで自動化すれば、そのようなことがなくなります。
ちなみに、この講座を受けるだけでExcel+VBAで作った適正在庫シミュレーションソフトをExcel+Pythonに書き換えられるようになりました。
これについては別記事で紹介しています。
Web操作の自動化
講座で取り上げている題材は、指定したサイトにアクセスしてIDとパスワードを入力し、指定したファイルをダウンロードする作業を自動化するプログラムです。
指定されたサイトにアクセスするのはURLを指定するだけなので簡単ですが、決められた場所を探して文字を入力するなんてどうやるのでしょうか?
サイトを記述しているHTMLのプログラムから、決められた場所を探すための方法が懇切丁寧に説明されています。
Webスクレイピング
Webスクレイピングとは、Webサイトから指定された情報を自動的に収集してくることです。
講座ではYahoo!天気のサイトから、指定された地域の明日の天気や最高最低気温などを自動的に収集する方法について解説しています。
これもサイトを記述しているHTMLのプログラムから、決められた場所を検索して必要な情報だけを抽出するための方法がキーになります。
LINEへの自動メッセージ送信
LINEへAPIを使って自動メッセージを送る方法について解説しています。
APIはよく聞く言葉だったのですが、実際にLINEへAPI通信するプログラムを自分で書いて動作を試してみることによって、初めてその仕組みがきちんと理解できました。
まとめ
以上のように、どれ一つとっても興味深い内容ばかりで、たったの1,000円ちょっとですべての仕組みが学べてしまうなんてかなりお得だと思いました。
ちなみにこれらの技術を組み合わせるだけで、例えばWMS(倉庫管理システム)に定期的に自動アクセスしてIDとパスワードを入力、その後、荷主からの出荷指示がEDIで届いているかをチェックし、LINEへその内容を自動送信するなんてことも自分でプログラミングできてしまうなと思いました。
たった一つの講座を受けるだけでここまでできるようになってしまう、、、良くできた講座だと思うと同時に、今後更に多くの講座を受講することによって自分はどこまで行けるのだろうと楽しみになってきました。
独学で身につけるPython〜基礎編〜【業務効率化・自動化で残業を無くそう!】
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