はじめに

2021年6月16日

約20年前に「旅するような働き方」を目指して製造業界から物流業界に転職しました。

現在6か国目に駐在中です。

最初はメーカーの技術職からエンジニア軸で物流業界に入り、そこから専門分野を広げてきました。

その間、一貫してきたモットーは「物流を数学で解決する」ことです。

 

製造業界で10年間働いてきた者から見ると、物流業界は技術力で差別化できない業界です。

大手の物流会社は技術力で大きくなったのではなくて、単に大きな物量を持った会社と資本関係があったからです。(国際/国内宅配便会社は除きます)

そして大きな物量があれば、規模の経済を働かせてコスト競争力を得られますので、大手でない会社より少しだけ良い給料を従業員に払うことができます。

しかし、製造業のように技術に投資はしません。

したとしても、たかがしれています。

 

このような業界では技術力のあるゲームチェンジャーが現れて既存の会社が淘汰されるものですが、まだそうもなっていません。

物流業界は何だかごちゃごちゃしていて暗黒大陸のようによく分からないものだと荷主顧客も思っているので、いくつかの物流会社に料金を提出させて一番安いところに決めておけばいいだろう、こんな感じです。

 

物流会社の方が多くの情報や知識を持っていて、荷主顧客はそうでない場合、物流会社は荷主顧客を出し抜いて多くの利益を得ることができます。

これを情報の非対称性と言いますが、残念ながらそのレベルにも達していません。

物流会社も荷主顧客も、ただ何となく決めている感じです。

 

ここで物流会社の社員に数学スキルがあるとどうなるでしょう。

言い方は悪いかもしれませんが、きっと荷主顧客を出し抜くことができて、いつもより大きな利益が得られるでしょう。

逆に荷主顧客の方が数学スキルに長けていれば、物流会社からより良い条件を引き出すことができるでしょう。

 

私は物流会社でも荷主顧客でも働いたことがありますが、このようなズルい働き方をしてきました。

このサイトでその手口を公開しています。

物流には数学で解決できる問題が沢山転がっていました。

記憶を辿りながら、思い出したものからアップしていきます。

数学と言っても、ほとんどは中学校の数学です。

文系の人も敬遠しないで、気軽に覗いてみて下さい。

 

理系ネタをどこよりも分かり易く解説することを目指しています。

そのため、時に数学的厳密性に欠ける書き方をしていますが、誰もが理解して実用に使えるようになることを重視していますので、ご容赦下さい。

これからの物流業界を担っていく若い人たちの参考になれば望外の喜びです。

 

サイト構成は以下の通りです。

SCMコンサルティング・・・適正在庫コンサルティングのネタを沢山掲載しています。

物流エンジニアリング・・・所謂ロジスティクスエンジニアリングの手法を紹介しています。

現場の数理・・・現場ネタを数理的/工学的に考察しています。

物流数学の基礎・・・皆が大嫌いだった確率・統計の基礎です。

国際物流・・・海外ネタですが、今後、貿易関連を充実させる予定です。

転職のコツ・・・計6回の転職で掴んだコツを紹介しています。

 

Posted by 永遠の旅人